小さな恋のカケラ。





「まぢでっ!!」

「雅っ?!」


神谷くんと、麻里の声が重なる。

…あは。一瞬、神谷くんに尻尾が見えた。


麻里は、怒るだろうな。

思いっきり、神谷くん嫌いオーラ出してるし。


「じゃあさ、アド交換しよ♪」

神谷くんはそう言って、さっそく自分のケータイを取り出す。




――――――20分後。


ようやく神谷くんから、解放されたわたし達。


アドレス交換や、わたしの誕生日、好きなもの、と色々、質問された。



「疲れた…」


横の麻里を見ると、麻里は黙ったまま。


怒ったのかな…。


「麻里?ごめんね」


「え?なんで、雅が謝るのよ?」



「だって、わたし神谷くんと友達なっちゃったし…」



「いやーね、あたしはそんなことで怒ってないわよ!」