小さな恋のカケラ。






「やっほ、清水。元気になった?」


―――――神谷くん。


にこっと笑って、あたしの前に現れた。



「アンタ、雅に何の用?」

今にも牙をむき出しそうな麻里に神谷くんは、


「まぁ、そう怒んなって♪今日、俺が連れ出したのが気に食わないんだろ?」

ニコニコしながら、応える。


「当たり前でしょ!あたしの雅に何してんのよ?」


「あたしの雅…か。ねぇ、俺も清水が欲しいんだけど?」


―――?!今なんと?


「「はい???!」」


「あはは、思った通りの反応♪」



「まぁ、ここで立ち話も何ですから、今日は俺の奢りでアイスでも食べに行こうか」


アイスは、確かに食べたい。


麻里と顔を見合わせて、


「ご馳走になります」


と言った。



だって、ただでアイス食べられるんだからね?