小さな恋のカケラ。






暫く黙っていた麻里が口を開く。


「ねぇ、本当に神谷鳴海?」


「うん、だって自分で名前名乗ってたよ?」


また、うううぅんと悩む麻里。



その時、チャイムが鳴る。



「まぁ、いいわ。雅、帰りましょ」


「うん。あ!そうだ麻里!駅前に美味しいアイスクリーム屋さんできたんだって!行こうよ♪」


本当は、元彼と行くつもりだったところなんだけど…。


麻里と行けばいいよね♪


「えぇ、もちろん」


それから、わたしたちはバッグを手に取り、校門を出ようとした。