明るくて元気、だけどうるさくてあたしとはしょっちゅうケンカしている。
まっ、ケンカと言っても口喧嘩だけどね。
「ちょっ!!勝手に見ないでよっ!!!」
「別にいーじゃん。ってか奈菜ってこんなにバカだっけ?」
「ほっといてよー!!」
「いくらアイスが好きだからって31って・・・・」
「あたしだってとりたくてとったんじゃないし!!」
「へー。まっ、実力だよな~」
はあ!?何が実力よ!!ムカつく~!!
ってゆーか何であんなに上から目線な訳?エッラそーに!
そりゃまあ、31点とっちゃったのはあたしが悪いけど・・・バカにするなんて~!!
「そうゆう翔太は何点だったの!?」
「あっ、俺?・・・・・・・・」
「あれっ?もしかして言えない点数だとか?」
なぁんだ、翔太も点数悪かったんじゃん。人に言えないっつーの!!
あたしより低かったりしてっ!!あはっ、なんか面白くなってきちゃった。
「ねー、何点ー?」
あたしは嫌味ったらしく言った。
すると翔太は暗い表情をしていたが、顔を上げニヤッと笑った。
―えっ。何?