少しの間 沈黙が続いた 「あのね…」 先に口を開いたのはあたしだった 「最近、好きな人ができたんだけど、叶わなくてさ…」 「叶わない恋なんてたくさんあるだろ?」 「これは、希望のない片想いなんだぁ」 「なんで?」 「あたしの好きな人、彼女いる…か…ら」 涙があふれた