酷い雨の中、びしょぬれになりながら


君は一人


泣いていた。



大切な人に裏切られ、


悲しみに震えれる小さな肩を


僕はそっと抱きしめた


「僕がいるよ だから、大丈夫だよ」


言いながら、背中を撫で続けた。


そして、僕はそっと



キスをした。


君の大きな瞳が

よりいっそう

大きくなる




僕は君の弱みにつけこんで




あの日君を...