エピローグ 1 あれから一ヶ月が経った。 都合のいいことに最近、女子高校生を狙った通り魔がいるらしい。 舞子は部活帰り、わざと人気のない道を通った。 背後から足音が聞こえる。 舞子と同じスピードで聞こえる足音。 舞子がスピードを速めると、足音も速くなった。 後ろを振り向くと、黒いパーカーのフードを被った男がいた。 右手にはナイフを持っている。 普通の女子高生なら、どんな反応をするだろうか。 恐がって悲鳴を上げるのだろうか。 男は悲鳴を聞きたがってるのだろうか。