家族の顔が浮かぶ。 優しいママ、不器用で頑固だけど温かいパパ、そして麻里乃。 走馬灯だろうか。 早すぎる人生のエンドロールだ。 すごく短い人生だった。 十七年しか生きられなかった。 ごめんね、パパ、ママ、麻里乃。 あと仲良くしてくれた花と美頼。 ずっと好きで二ヶ月前やっと告白して付き合い始めた加藤先輩。 ごめんね、あたし死にます。 舞子は瞼が重くなるのを感じた。 麻里乃、と呟いたが、声は出なかった。 舞子はまた意識を手放した。