4 気が付いたら、目の前は真っ白だった。 あ、あたし殺された、と舞子は思った。 首は動かなくて横も向けない。 手も足もまったく動かない。 周りに人がいるような気配もない。 静か過ぎて耳が痛くなる。 「......麻里乃、」 試しに呟いてみた。 声が上手く出ないけど、少しは出たはずだ。 誰かいたら聞こえているはずなのに、反応は一切ない。 「お願い、麻里乃。傍にいて」 「いるわよ、ここに」 次は隣から声が聞こえた。 良かった、いるじゃない、と舞子は安心した。