「い、い、樹ーーー!起きてよー!樹ー!返事してよー!」 私は、泣き叫ぶしかできなかった。 私が樹の所に行ってこうきに抱きついた。 その時… ―――ドクン かすかに、かすかだけど樹の心臓の音が聞こえた。 ―――樹は、生きている。