「実はね、どんなプレゼントが喜んでもらえるかなぁ…って考えてた時、蓮に何か欲しいものがあるか、さり気なく聞いてみようと思って、電話したことがあったの…。」
「えっ?」
そんなこと、あったっけ?
風邪をひいてる間に、柚からもらった電話のことを思い出していると、柚が恥ずかしそうに口を開いた。
「話を切り出そうとしたんだけど、言い掛けて止めたんだ…。もしも、蓮に誕生日プレゼントのことだって気付かれたら、サプライズじゃなくなっちゃうから…。」
あっ、そう言えば…そんなことがあったな。
何か言い掛けてたのに、“何でもない”って言うから、ちょっと疑問に感じてたんだっけ…。
そっか…。
あれも、サプライズで喜ばせよう…っていう、柚の想いがあったんだ…。
ったく…
なんで、こんなに可愛いことばっかり考えてくれるんだよ…。
少しでも、柚が他の男を好きになったんじゃないか…って思っちまった自分が情けねぇ。
柚は俺のためだけに、誕生日の計画を頑張ってやってくれてたってのに…。


