「なあ、柚。店長と打ち合わせする前日に、プレゼントを探しに陸都たちと駅前に来た…って言ったよな?」
「う、うん…。」
「その時のメンバーって、陸都と誰?」
前のめりになりながら聞くと、柚はビックリした表情で瞬きを繰り返した。
「え、えっと……比嘉原君と、冴木(サエキ)君っていう中学生の男の子だけど…。」
「冴木っ!?」
ついつい、大きな声が口から飛び出してしまった。
冴木は、二つ年下の後輩。
小学校も中学も同じで、実は家もわりと近い。
ガキの頃は頻繁に遊んだりしてたっけ。
後輩の中では、一番親しいヤツだ。
「でも、なんでアイツが一緒に居たわけ?」
「陸都君がね、電話で呼んだの…。“冴木は蓮のことをよく知ってるから、プレゼント選びの参考になるアイデアを貰えると思うよ”って。」
陸都も冴木と仲がいいからな。
そうか…。
じゃあ、さっき会った女たちが言ってた年下の男は冴木で間違いないな。
たまたま柚と冴木が二人で会話しるところでも見たんだろう…。
結局、早崎もさっきの女たちも、勘違いしてたってわけだ。
色んなことが分かりホッとしていると、柚が俺の目の前に可愛くラッピングされた小さな袋を差し出した。


