「蓮が休んでいる間に、誕生日をどんな風にお祝いしようか、ずっと考えてたんだよ!」
「そっか…。ありがとう…。ところで、なんでカラオケ店でやろうと思ったんだ?」
「えっと、偶然の出会いと陸都君のおかげ…かな?」
偶然の出会い…?
それに陸都のおかげ…って、どういうことだろうか?
疑問に感じていると、柚は店長の方にチラッと視線を向けた。
「実はね、蓮の誕生日プレゼントの候補を探すために、陸都君たちと駅前に来た時に、街中で偶然…店長さんと会ったの。店長さんと陸都君って親しい知り合いみたいなんだ…。」
「へぇ、そうなのか…。」
知らなかった…。
アイツ、色々と人脈があるんだな…。
思わず関心してしまった。
「それでね、陸都君が…このカラオケ店でお祝いしたら、蓮の意表もつけるから、サプライズに相応しいんじゃないか…って提案してくれて…。その場で店長さんにお願いしてくれたの。」
「陸都は、この店の常連でもあるからね。バースデーサプライズだなんて、とても素敵な計画だと思ったので、我々も協力させてもらったんです。」
店長は穏やかに微笑んだ。


