不良狼は一途に溺愛中


「な、なんで俺の誕生日が明日だって知ってるんだ?」


聞きたいことは色々とあるわけだけど…


なんとなく最初にそれを聞いてしまった。


「蓮が風邪で休んでる時に、陸都君から蓮の誕生日が近いことを、たまたま聞いたの…。」


なるほど。


まあ、陸都か秀夜ぐらいだよな…そのことを柚に話すのは。


「本当は誕生日当日にお祝いしたかったんだけど、誕生日の日は……蓮を尊敬する不良や後輩の人たちが、早朝からお祝いをしに蓮の家に集まる…って聞いたから、あの……」


柚は俺を見ながら、頬を少し赤く染めた。


「私、誰よりも早く蓮の誕生日をお祝いしたくて…それで今日にしたの…。せっかくだから蓮をビックリさせたくて、内緒で計画したんだ…。」


「…………っ…」


彼女の言葉に胸が熱くなった。


俺のこと、一番先に祝おうとしてくれたのか…。


見事に驚いたけど、すげぇ嬉しい…。