不良狼は一途に溺愛中


入っていたのは、1ホールのショートケーキ。


苺やブルーベリーが綺麗に飾りつけられている。


そして、真ん中にチョコレートのプレートが置かれていて、そこに白い字で書かれていたのは……




“REN HAPPY BIRTHDAY!!”


これって…


ケーキをジッと見つめたまま、固まっていると、柚が俺の顔を覗き込んできた。


「蓮、一日早いけど…お誕生日おめでとうっ!」


フワリと向けられた満面の笑顔。


普段の俺なら可愛い表情にドキッとするところだけど、今は…それどころじゃない。


何が何だかサッパリ分からず、正直言って混乱している状態だ。


「蓮、驚いた…?」


「あ、ああ…。ものすごく。」


呟くように口にすると、柚は、ふふっ…と嬉しそうに笑った。