「蓮、待たせちゃってゴメンね…。店内が混んでて、ちょっと時間かかっちゃった…。」
「あ、いや…そんなに待ってねぇから大丈夫。それより買いたいもの、買えたか?」
「うん、バッチリ。」
満面の笑顔を浮かべる柚。
癒される表情のはずなのに、心の中は騒ついていた。
「それじゃあ、カラオケ…行こっか!」
「あ、ああ…。そうだな。」
柚の隣を重い足取りで歩く。
頭の中では、早崎や先ほどの女たちが話していたことが何度も繰り返されている状態だ。
気になる…。
すげぇ気になる…。
年上の男と年下の男。
柚は、どうしてそいつらと一緒に居る必要があったんだ…?
分からねぇ…。
モヤモヤと考えているうちに、いつの間にかカラオケ店の前までやって来ていた。


