そこに大きく書かれていたのは、“女子限定・特別セール”の文字。
その下には、“本日の入店は女性限定とさせていただきます”と注意書きがされていた。
なるほど、そういうことか…。
チラリと店内に視線を向けると、確かに中は女ばかり。
セールということもあってか、かなり混雑しているみたいだ。
それならやむを得ないか…。
いくら俺でも、女子限定の店にまで強引には入れねぇし…。
渋々ながらも、柚から離れた。
「ご、ごめんね…。直ぐに戻って来るから…。」
柚は申し訳なさそうに謝った後、店内へと入っていった。
仕方ねぇ。
しばし、外で待つとするか…。
時折、店内をチラチラと見ながらボーッと立っていると……
「あ〜っ、もしかして紫堂君じゃない!?」
いきなり飛んできた興奮気味の声。
何事かと思い、そちらに顔を向けた途端、数人の女が俺の方に駆け寄ってきた。


