不良狼は一途に溺愛中


「ひゃあっ!なんでキスまでするの!?」


「したかったからに決まってんじゃん。それより、これからどこ行くんだ?」


真っ赤な顔をしている柚にもう一度聞くと、こちらに真っ直ぐ視線が向けられた。



「えっと、今日は…カラオケに行きたいな…と思って。」


「カラオケ…?」


てっきり、ショッピングにでも行くのかと思ってたんだが、違うのか…。


っていうか…


「なんで、急にカラオケなんだ?」


「前に早崎さんにカラオケを誘われてたことあったでしょ?それから、陸都君にも!」


「あ、ああ…。」


そういえば、そんなこともあったっけ……。


「それを見てたら、私も、蓮の歌声をぜひ聞いてみたいなぁ…って思ったの…。だ、ダメかな…?」


気まずそうに微笑む柚に、俺はブンブンと首を振った。