不良狼は一途に溺愛中


「まあっ!柚ちゃんにそう言ってもらえると嬉しいわ〜!ねっ、お父さん!」


「ああ、そうだな。」


ったく、二人して凄く嬉しそうに笑ってやがる。


俺や兄貴には見せたことないような笑顔だな。


やれやれ…とため息を零すと、親父が何か言いたげな表情で俺を見た。



「………なんだよ。」


「いや、少し意外だったんだ。」


「意外?何がだよ。」


「蓮が彼女にするのは、もっと派手めな女の子かと思ってたからさ。前にここに帰って来た時、そんな雰囲気の女の子に猛アタックされてただろ?」


「はあっ!?」


親父の思わぬ発言に、間の抜けた声を上げてしまった。


「えっ、そうなの…?」


柚は驚いた様子で瞬きを繰り返す。


おふくろも“お母さんは初耳よ!そんなことがあったの!?”と目を丸くさせた。