不良狼は一途に溺愛中


「とりあえず、中に入れよ。そのうち、おふくろたちも来るだろうから。」


「う、うん…。」


ガチガチに緊張する柚の手を握って、リビングへと入る。


ソファーに座ると、そっと彼女の肩を抱いて俺の方に引き寄せた。


「れ、蓮!何してるの!?」


「何って……、いつもの通り、柚に触れてんだよ。」


「ちょ、ちょっと!!こんな時にダメだよ!余計、ドキドキしちゃうじゃない!」


アタフタしながら俺から離れようとする柚に、思わず頬が緩む。


そんなこと言われたら、もっとドキドキさせたくなるだろ。


そう思った俺は、赤く染まっている柚の柔らかな頬にキスを落とす。


途端に、ビクッと体を震わせて、口をパクパクさせて驚く彼女。


可愛い反応に微笑ましさを感じていた時、玄関のドアが開く音が聞こえてきた。