「ああ、まあな。でも…美咲さんや兄貴から質問されることの方が多かったし、疲れたんじゃねぇか?」
あの二人、次から次へと聞きたいことをポンポンと口にしてたからな…。
柚も話し疲れただろう。
「ううん、そんなことないよ。でも…蓮と出会ってから今までのことを話すのは、照れくさかったなぁ…。」
「そうだよな。結構…根掘り葉掘り質問してきたもんな。」
二人で顔を見合せて笑い合っていると、不意に柚が俺の手をキュッと握った。
「今日、美咲さんたちと話してる時に思ったんだけど……」
そう言うと、柚はフワリと優しい笑顔を浮かべた。
「蓮に出会って、蓮に恋することが出来て…本当に良かった…。こんなに私のことを大切にしてくれる男の子は…蓮しかいないから…。」


