「ねぇ、ここに小出 李亜ちゃんいる?」
何故か自分の名前が廊下から聞こえる。
いっきに視線が廊下へと移る。
「あ、いたいたー李亜ちゃーん」
廊下を見ると、知らない男子生徒が3、4人。
ったく、誰よ!こんなときに!
「李亜、知り合いなの?」
「全然、知らない」
「ひどっ!昨日、会ったじゃん」
気が付いたら私の隣にいる金髪の男子。
いや…全く知らないから。
てか、何このヤンキー。
「あの…なんですか?」
3年生だと思い、敬語で話す。
「俺、あんたの顔忘れられなくてさ!アドレス聞こうと思って教室まで来たわけ」
「だから、あなたと一度も会ってませんけど」
「昨日、俺とぶつかって泣いてたじゃん」
………。
…………あ!?
「あの時の!?」
「そーそー。思い出した?」
あのヒデのことで最悪に落ち込んでたときにぶつかった…。
