6時15分朝食を食べ終えた。

あのニュースが信じられなくて

ただただ空回りした。

朝7時俺は家を出た。

街を行き交う人は、

殺人事件の話をしてる。

あんなに平和だった現実は

支配人に壊された。

「大野くん!!」

後ろから声がした。

どこかでみたことがある。

その女の子の姿は

残酷ゲームで出会った

星姫榎だった。

「姫榎!!?」

「今日から同じ学校に

行くことになったの。

大野くんよろしくね」

彼女は優しく微笑んだ。

同じ電車に乗り込んだ。

今朝はいつも以上に満員電車だった。

「ねぇ、大野くん」

「どうした?」

「殺人事件の話知ってる?」

「支配人のパーティーの話だろ?」

「うん…」

不安そうに彼女は返事した。

「大丈夫だよ。俺が守るから」

恋…してるのか?

よくわからないが

いつの間にか

彼女を守りたいと思うようになってた。

学校に着いて分かった。

姫榎は同じクラスで

とる教科は全て同じだった。