僕は大野。

俺ら四人は死んだはずなのに。

目を開けると俺たちは生きてる。

今、いる場所…

俺がいつも朝学校内く為に利用する

駅前だった。

「誰もいないね…」

姫榎が話し出した。

声は少し震えてた。

「恐いの?」

正直、俺は怖くない。

だって、あの日

本気で死にたいって思って

自殺したんだから。

恐がる理由なんかなかった。

「恐い…かな。」

姫榎は俺たちと

ここに来た理由が違うから

恐いのも仕方ないか…。

「とりあえず、歩く?」

喜多が話した。

「でも歩いたら危なくない?」

夕凪が話し出した。

確かに歩きだしたら

ゲームは始まる訳だから

危ないのは確かだ。

だけど歩かないと

ゲームの終わりは一向に見えない。

「危ないのは分かってる

だけど歩かないと始まらない」

四人は歩き始めた。

「今からどこに向かう?」

喜多が話した瞬間

イヤモニから声がした。