「なぁ支配人もう終わりにしよう」
「なにを言ってる?」
「もうこんな残酷なことやめにしよう」
「俺が誰なのかわかってるのか」
「過去に兄は死んだ。
傑…最後にしたかったんだろ?
兄の死んだ場所で
全員が死ねばいいと」
「大野…」
「兄は成仏したんだ。
傑もうやめよう…」
暗闇の空間に
なにかが割れる音が響いた。
爆発音とともに光が暗闇を裂いた。
目を開けると病室にいた。
隣で姫榎が泣いていた。
「大野くんっ!!」
姫榎が泣きついてきた。
「姫榎もう終わったよ。
残酷ゲームは終わったんだ。」
それから心配停止の音を聞くことはなかった。
いつも通りの日常が始まった。
幸せな日々が始まった
いまも残酷ゲームが行われているのか?
どうか復讐のために残酷ゲームはやらないで。