支配人の決まり文句。

いま、この瞬間

支配人を恨んだ。

「なんのよう?」

俺はキレ気味で聞いた。

だって…せっかく姫榎と

2人っきりになれて

幸せだったのに

支配人は幸せな時間を切り裂いた。

「いまパーティー参加者は何人だ?」

支配人は聞いてきた。

「いまは俺と姫榎の2人だけど何か?」

俺は答えた。

生意気だと支配人はいってきた。

そりゃ、しかたない。

幸せだったのだから。

もしこのゲームで

大切な姫榎を殺したとしたら

俺はお前、支配人を許さない。

「仲間入りだ。」

「どういうことだ?」

「また弱き人間が転送されてきた。」

転送されてきた=自殺者がまた出た。

宮涼輔(みやりょうすけ)

005番爽やかな男の子。

梶原波(かじはらなみ)

006番、天体観測の好きな女の子。

2人はキョトンとしてた。

そりゃそうだ。

自殺して自分は死んだと思ってるのに

目を開けると暗い空間にいて

自分は生きていてパーティーに参加。

驚くにも無理はない。