もしも君が助けてくれたら

「参観日のプリント」

何で夏はこうもタイミングがいいんだろうか。

不思議に首を傾げていると、夏が小さく舌打ちした。

「友達と来たらいいよ。中学の先生にも会いたいだろ?」

私は小さくうなずいた。

それをみた夏はスタスタと部屋から出ていってしまった。

「素っ気ない奴」