「・・・そうだよ。」


「・・・っ!」


たぶん今のあたしの顔はものすごく酷いと思う。


傷ついてるのは、あたしなのに先輩が・・・。


そんな傷ついた顔・・・しないでよっ。


「どうして・・っ?」


「・・・話さなくて、ゴメン。」


唇をかみしめる。


そうでもしないと、口を開いてしまえば先輩を罵倒する、責める言葉ばかりが出てきそうで。


単色なアスファルトに濃い色の水玉がたくさんできる。