それを先輩は確認すると、急いであたしの元へ来てくれた。 「シホっ!」 あたしの名前を呼びながら。 「ごめん!」 そう言いながら、あたしの縄をほどいてくれる先輩。 ―――――ぎゅうっ・・・・ ほどかれたのと同時にあたしは先輩の腕の中にいた。 「痛かったよね。怖かったよね。」 その声は、かすれて消えそうだった。 「せ・・せんぱ・・・。こわ・・・かった・・・。」 あたしは、やっと涙が出た。