あたしは、それから数十分泣き続けた。


「そっかぁ、じゃあこれは先輩がココにいた印だったんだね。」


エミが、ゴミ袋を指さしながら言う。


「・・・ん。」


「でも、シホにはその前にやるべきことがあると思う。」


「やるべき・・・こと・・・?」


あたしは、なにかわからなかった。


今まで友達と呼べる人がいなかった分、アドバイスされることに慣れていなかった。


「先輩に、真意と本当の気持ちを聞くこと。」


エミが、真っ直ぐ。あたしを見て言った。