あたしの部屋には、先輩の私物が増えてきた。 一緒に住んでるみたいでなんだか、嬉しかった。 一緒に並ぶ、歯ブラシとコップ。 ハンガーにかかる二人のスウェット。 増えていく"もの"と、大きくなっていく知らない感情。 だから、安心してたんだ。 だから、油断してたんだ。 だから・・・気づかなかったんだっ・・・。 あたしの立場に。 貴方の立場に。 こんなにも大きな溝があることに。