+.*ベッドの上の王子様*.+【完】


頼りになるのは、


―――チリン、チリ‥っ


この、鈴の音だけ。


「どこ~?」


しゃがんで一本道を探すけど、それらしい影は見当たらない。


「なんだ、この猫!待てっこらっ」


近くでおじさんの声がした。


今、猫って‥‥


奥の方、小さなホウキを振り回すおじさんとそれから逃げ回る影が2つ。


「ま、待って!やめて!」


急いで止めに入った。