頼りになるのは、 ―――チリン、チリ‥っ この、鈴の音だけ。 「どこ~?」 しゃがんで一本道を探すけど、それらしい影は見当たらない。 「なんだ、この猫!待てっこらっ」 近くでおじさんの声がした。 今、猫って‥‥ 奥の方、小さなホウキを振り回すおじさんとそれから逃げ回る影が2つ。 「ま、待って!やめて!」 急いで止めに入った。