この猫たちの飼い主かな。 「あ、あの‥‥っ」 声をかけると、ビクッと肩が揺れる。 抜け出したかった。 「この‥‥猫たちの飼い主?」 彼女は首を横に振る。 「え‥‥違うの」 でも、この猫‥‥首輪をつけてる。 赤いリボンに金の鈴。 「あたしが、飼おうと思ったんだけどその猫ちゃんここを離れたくないみたいで」 ゆっくりと、話し出す。 「だけど、見つけるとき居場所がわからなかったり。人に踏みつけられたりしたら困るだろうと思って‥‥」 「それで、この鈴を‥‥?」