え、もしかして、違った‥‥? しかも‥‥ 「て、天然記念物て!?」 な、なにそれっ!? 驚きすぎて空いた口がふさがらないんですけど! 「俺が嫉妬したのはそこのにゃんこじゃなくて、その‥‥」 最後の方をもごもごと話す。 「ん?」 「シホが素敵な恋‥‥したっていうから‥‥‥」 え、そ、それですねてたの? 「もう‥‥‥バカだなぁ」 あたしはレイの頭を包むようにして抱きしめた。