+.*ベッドの上の王子様*.+【完】


その行動にさらに胸が高鳴る。


恥ずかしくなって手を戻そうとすると、ガシッと手を掴まれてベッドに引き込まれてしまった。


「ちょ、れ・・・いっ。」


必死にもがいても、全くかなわない。


気づくと目の前には、レイのドアップ。


う、わ。


近い近いよ・・・・。


「おはよ。シホ。」


朝から、官能的な声であたしの名を呼ぶ。


「寝ぼけてる?」


「まさか。寝ぼけてない。だって、腕の中にシホがいるから。」


「・・・・意味わかんないし・・・。」