「先輩なりに、ケジメがついたら迎えに来てくれるって。」


「それって・・・・。」


頬杖を突きながら、さっきまでエミの見ていた景色を眺める。


「シホ・・・それまでアンタ待っとくつもり!?」


「もちろん。いつまでも。」


だって先輩は誓ってくれたから。


ちゃんと迎えに来てくれるって。


にっこり笑ったあたしをエミはぎこちないけど、笑顔で頷いてくれた。


「じゃあ、これからは先輩を笑顔で送り出すために。心の準備もしとかなきゃね。」


いつものように片目を閉じて、その笑顔を夕日を染めた。