「あ。」 エミがあたしを見て驚いた顔をした後少し赤くなりながら。 「ちょ、ちょっと来て・・・」 「え、ちょ。」 エミは半ば強引に女子トイレへとあたしを連れて行った。 「はいっ、クロネコ!」 「バンソーコー?」 エミから手渡されたものはバンソーコーだった。 でも、別に怪我してるわけでもないのになんで。 「ちゃんと鏡見てきたかぁ?」 エミが鏡越しにあたしを見る。