「司!!水嶋君!!来て良いぞ!!!」

「ほら、2人とも呼ばれているわよ。

行ってらっしゃい」



努さんの声が部屋まで届き、

美波さんが楽しそうな笑みを浮かべながら言う。





龍宮は湯呑みを手に取ると、グイッと入っていたお茶を飲み干し席を立った。



そして、一切俺の方を見る事なく、部屋を出て行ってしまった。





俺は慌ててその後を追う事になったのだった。