龍奇譚-彼女の秘密-






「司。はい、お茶。後、これも」

「ありがとう。母さん」



私が部屋に入ってからと言うものの、

ずっと黙っていた母さんが言葉と共に私の前へと、

湯気のたつ湯呑みと和菓子が出された。



お茶は煎れたてみたいだ。





………って、これ私が作った物じゃない!!



と言う事は………



チラリと横を盗み見ると、

水嶋 凌がちょうど和菓子を口に入れようとしている所だった。