それに…父さんは何故そこを指差す……



そことは、水嶋 凌の隣である。





わざわざ私から水嶋 凌の隣に座る必要性が見出だせないわ……



だったら、母さんの隣で充分じゃないの。





そう思った私だが、

父さんの威圧的な瞳に逆らう事が出来るはずもなく、

私は渋々、水嶋 凌の隣に座った。