龍奇譚-彼女の秘密-






………………



猫がある襖を前に立ち止まった。





「!!!??」



そして、驚く事に猫はその襖を擦り抜けて行った。





「凌くん。どうぞ、入って来て」



タイミング良く中から美波さんの声が聞こえてきた。





……あの猫、もしかして式神だったのか?





まぁ、いいや。



考えてもしょうがないし………





入ろう……!!!





「失礼しまーす…」



俺は襖を開けた。