…………………… リョクさんの背に、落ちないように必死にしがみついていると、 ふと気付いた時には龍宮邸の上空に居た。 やっぱり、早い……… ついさっきまで、丘に居たはずなのだけれど、もう家に着いていた。 『降りて良いぞ』 リョクさんが地に体をつけ、 降りやすくしてくれた。