『待ちなさい!!!!!』 クロワが叫び、私たちを追うように雲の中に突っ込んで来た。 雲の中は暗く、時々光る雷で一瞬明るくなるのを何度も繰り返す。 そんな中をリョクは物凄い速さで蛇行して行く。 私は後ろから着いて来るクロワに気を配りながら、 スカートの中に手を入れ、ある物を探す。