龍奇譚-彼女の秘密-






今まで、木の影によって出来た薄暗い道を歩いていたせいか、

急に視界が開け、月明かりに照らされたことにより、

目がその明るさに追い付かない。



俺は数回まばたきして、目を明るさにならした。





思いの外、雑木林の中は暗くて、

心拍数が上がってしまった。



それを抑えるように、深呼吸を何度か繰り返す。





なぜ、


こんなに暗さに怯えるようになったのか、

自分でも分からない………