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龍宮に渡された札を手に、

どうしたら良いのか分からず空を見上げた。



分厚い雲が空を覆っている。





先程まで、直ぐそこに居た龍宮がリョクさんの背に乗り、

怒り狂ったクロワに迫っていく姿が見える。





「………!!?」



突然、手に持っていた札が熱を帯び始めた。