龍奇譚-彼女の秘密-






そして、続け様に右手を掲げ振り下ろし、



「滅(メツ)」



と唱えた。





すると、鉄格子は元からここにはなかったかのように、

前触れもなく、その存在が消え去った。





「うわっ!!!!!」

「!!!」



水嶋 凌は急に消えた牢に驚き、

私は自分の力に狼狽した。