龍奇譚-彼女の秘密-






なかなか、強力な術を使っているみたいね。



だけど、まだ甘いわね。



この程度の呪い、私には関係ないわ。





右手の人差し指と中指を立て、体の前で構える。



そして、横に一線払った。





「解(カイ)」



と同時に一言呟くと、





――――パリンッ





とガラスが割れるような音がした。