それにしても、この異様な空気は何だ………?





分厚い雲のせいで太陽の光は遮られ、

夜なのではないのかと間違え程に辺りは暗い。





それに、俺はいつまで鉄格子の牢の中に入れられたままなんだ?





その時………



俯きうなだれていたクロワが顔を上げた。