龍奇譚-彼女の秘密-






クロワの速さに反応したのは俺だけではなかった。





「リョク!!南東の方角!!!」



龍宮もまた、反応していたのだ。



それも、クロワの居る方角をも正確に………





『中々、やりおる………だが、まだ甘い!!』



直後、リョクさんの姿が消えた。





『何処に行った!!!』



クロワが辺りを見回す。





その時、今まで雲一つない青空だったのが、

急に暗くなり雷鳴が轟き始めた。