リョクさんは体の大きさからは、 想像出来ない程の速さで移動していたのだ。 その速さに反応仕切れなかったクロワの背に、 リョクさんが口を大きく開いた。 その大きな口からは、 零れるように生える牙が覗く。 そして、開いた口の奥から出てきたのは、 赤く激しく燃えたぎる炎………